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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科21巻1号

1967年01月発行

文献概要

展望

光線過敏症

著者: 小堀辰治1 荒木寿枝1

所属機関: 1東京逓信病院皮膚科

ページ範囲:P.17 - P.23

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光線過敏症
 日光が皮膚疾患の原因乃至誘発因子として作用していることは近年とみに深く認識されるようになつた。この概念を明かにするために1931年Hausmann1)は光線照射が加わつて,皮膚症状が出現するか或は原疾患が増悪するものを,光線皮膚症Lichtdermatoseとなづけた。
 このうち,光線照射を原因として発症する疾患の代表的なものに,polymorphous light erup-tion,植物に起因するphytophotodermatitis,種々の薬剤に起因するphotodrug dermatitis,urticaria solaris,hydroa aestivale,hydroavacciniforme,種々のporphyrin症がある。又,原疾患が増悪するものとしては,エリテマトーデス,herpes simplex,cheilitis exfoliativaactinica,lymphogranuloma inguinale等がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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