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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科21巻13号

1967年12月発行

文献概要

シンポジウム アトピー性皮膚炎をめぐる諸問題

乳児湿疹における胸腺

著者: 廻神輝家1

所属機関: 1東京医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.1251 - P.1256

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 胸腺に関する研究はMiller等により一段と発展をみせ胸腺の機能が解明されつつある。乳児湿疹は生後2〜3ヵ月に発症してくることが多く,しかもその約70〜80%がアトピー性皮膚炎といわれている。この乳児湿疹において免疫機構に重大な関係を有つている胸腺がどのような役割を果しているかは明らかにされていない。かつて小嶋1)は副腎の機能の異常と乳児湿疹の発症との間に何らかの関係があることを想像して論文を発表した。一方諸家の報告にもあるように胸腺と副腎とは緊密な関係にあるといわれている。即ち乳児湿疹において胸腺がどの様な態度を示しているかを追求するのがこの研究の目的である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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