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原著
いわゆるGranuloma teleangiectaticumの軟レ線療法について
著者: 上野賢一1 吉田実夫1 森俊二1 矢尾板英夫1
所属機関: 1東京大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.159 - P.166
文献購入ページに移動いわゆるGranuloma teleangiectaticumは旧くから,別名Botryomykose, Granulomapyogenicum等の名を以て広く知られ,最近では池田ら1),小林2)の詳細な綜説がある。その病因論,組織像,それに関係する歴史的考察に関しては興味深いものがあるが,これら論文中に詳しく記載されているのでここでは割愛し,従来特に触れられることの少なかつた本症の放射線療法についていささか言及してみたい。
池田らは本症の治療に,1)雪状炭酸療法,2)電気外科的療法,3)放射線療法及び4)外科的療法の4つがあり,うち1)2)では再発を見ることが多く,4)が最も簡単で確実であるとし,3)放射線療法に関してはデーターに乏しくかつ自験例のない点より言及をさしひかえている。
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