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薬剤
皮膚科領域におけるプロナーゼ軟膏(K.P.O.)の治験
著者: 中北隆1
所属機関: 1岡山大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.183 - P.184
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
抗生物質や副腎皮質ホルモン剤の如く,はなやかな印象は受けないけれど昨今我々が恩恵をえている薬剤として注目にあたえするものは酵素剤であるといわなければならない。
酵素剤の治療的応用面は多岐に渡り,各方面において単独療法,補充療法として広く利用され,その使用法も内服,注射,外用として各々の特色を示していることは周知の通りである。外用面についていえば使用範囲が制限される欠点はあるが潰瘍面などの治療に際して創面に直接作用し壊死組織や膿性,線維性の滲出物除去に有利であると考えられる。
抗生物質や副腎皮質ホルモン剤の如く,はなやかな印象は受けないけれど昨今我々が恩恵をえている薬剤として注目にあたえするものは酵素剤であるといわなければならない。
酵素剤の治療的応用面は多岐に渡り,各方面において単独療法,補充療法として広く利用され,その使用法も内服,注射,外用として各々の特色を示していることは周知の通りである。外用面についていえば使用範囲が制限される欠点はあるが潰瘍面などの治療に際して創面に直接作用し壊死組織や膿性,線維性の滲出物除去に有利であると考えられる。
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