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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科21巻4号

1967年03月発行

文献概要

特集 皮膚疾患の電子顕微鏡像

2,3角化症における表皮の超微細構造について

著者: 岩下健三1 外松茂太郎1 若杉正弘1

所属機関: 1京都府立医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.357 - P.364

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I.はじめに
 電子顕徴鏡的にみた表皮の角化過程に対してはTonofibril, Keratohyalin顆粒,Desmosomeあるいは細胞膜などの関与が種々論ぜられており1)2)3)4)5),最近ではさらにOdland小体の意義が注目されている6)7)
 著者は角層肥厚を来す疾患として尋常性魚鱗癬,黒色表皮肥厚症,鶏眼を選び,それらの表皮の超徴細構造を正常表皮のそれと比較検討し,角化過程についていささか知見をえたので記載しようと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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