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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科21巻5号

1967年04月発行

文献概要

原著

Acrochordonについて

著者: 籏野倫1 長島正治1 田久保浩1 中村絹代1 新妻寛1 三宅一夫1 吉村晶子1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.479 - P.488

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Ⅰ.はじめに
 主として成人の頸部,前胸部等に好発し,従来よりAcrochordon或はcutaneous tagと呼ばれている線維腫様小新生物に関しては,後述する如き種々多数の同義語があり,日常我々のよく経験する所であるにも拘らず,それが臨床上全く良性で単に美容上の意味を持つにすぎないためか,今日まで殆んど充分なる検討が行われていない。
 今回我々は,かかる小新生物に対し,病理組織学的検索並びに臨床統計的観察を試み,いささかの知見を得たので,従来の文献を慨説し,その結果を報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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