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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科21巻6号

1967年05月発行

文献概要

綜説

脂漏性湿疹

著者: 帷子康雄1

所属機関: 1弘前大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.557 - P.564

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 脂漏性湿疹は1887年Unnaによつて普通の湿疹Eczema vulgareとは異なる独立疾患—Dasseborrhoische Eczemaとして提唱されて以来,80年後の今日に至るまで,諸家により,その名称・帰属・分類・病因・病理などに関して種々の論議が行なわれているが1)2)3),未だ完全に解明されたとはいい難く,現在はUnnaの記載せる原型が拡大解釈されて,いわゆる脂漏部位に発現せる落屑・紅斑を主とする病変を含めて,本症の病因追求の対象とされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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