文献詳細
綜説
文献概要
じんましんはかゆみとともに,卒然として,発赤をともなう膨疹としてあらわれ,数分ないし数時間後あとかたもなく消えさる疾患である。すなわち,それは一過性,表在性,限局性浮腫である。
じんましんの経過を観察するに,多くは局所の皮膚発赤が先行する。それとほとんど同時に局所の瘙痒を訴えてくる。やがて,その部に粟粒大の丘疹状膨疹が「とりはだ」のようにあらわれてくる。この丘疹状膨疹は急速に増大し,あるいは融合して完全なじんましんとなる。皮膚発赤からじんましん完成まで要する時間は1〜5分内外である。かゆみのため掻くと,さらにじんましんの発生は増長され,発赤,膨疹はさらに増大してくる。
じんましんの経過を観察するに,多くは局所の皮膚発赤が先行する。それとほとんど同時に局所の瘙痒を訴えてくる。やがて,その部に粟粒大の丘疹状膨疹が「とりはだ」のようにあらわれてくる。この丘疹状膨疹は急速に増大し,あるいは融合して完全なじんましんとなる。皮膚発赤からじんましん完成まで要する時間は1〜5分内外である。かゆみのため掻くと,さらにじんましんの発生は増長され,発赤,膨疹はさらに増大してくる。
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