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〈原著論文抄録〉
結合織母斑の経験,あわせてその臨床的分類ならびに病理について,他
著者: 森嶋隆文1 横川千秋1
所属機関: 1日本大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.937 - P.937
文献購入ページに移動 限局性鋪石状結合織母斑:35歳,男。母親の言によれば,生下時既に胸部右側に皮疹があるのに気づいたという。初診時,胸部右側に手掌大の範囲に,粟粒大〜米粒大,扁平,円形〜多角形,淡黄褐色,境界明確な丘疹が融合することなく多発集験してみられる。組織学的には,表皮直下〜網状層中層にかけて膠原線維は肥厚増殖,等質化を示す。かかる部では弾力線維は消失。真皮中層に起毛筋様筋束を数コ認める。
限局性斑状結合織母斑:20歳,男。幼少時に,腰部に皮疹があるのに気づいた。初診時,腰部に鵞卵大の4コの局面がみられ,それぞれ小豆大〜蚕豆大,常色〜淡黄白色,境界明確な結節状〜腫瘤状皮疹が融台して斑状の局面を形成している。組織像は上記症例とほぼ同様の所見を呈する。
限局性斑状結合織母斑:20歳,男。幼少時に,腰部に皮疹があるのに気づいた。初診時,腰部に鵞卵大の4コの局面がみられ,それぞれ小豆大〜蚕豆大,常色〜淡黄白色,境界明確な結節状〜腫瘤状皮疹が融台して斑状の局面を形成している。組織像は上記症例とほぼ同様の所見を呈する。
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