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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻12号

1968年11月発行

薬剤

慢性蕁麻疹におけるヒスタミン固定能とヒスタグロビン治験

著者: 滝沢和彦1

所属機関: 1千葉大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1237 - P.1240

文献概要

I.緒言
 蕁麻疹は喘息,アレルギー性鼻炎,偏頭痛と共にいわゆるアトピー症候群の代表的なものとしてあげられている。しかしながら全てのアトピー症候群と同じく,蕁麻疹も1つの症候群にすぎず,その起因機序を抗原抗体反応に基づくアレルギー性反応に求め得る場合は非常に稀である。
 一般にこれらアトピー症候群にみられる抗原抗体反応は即時型に属しレアギンなる同種皮膚感作抗体によつて特徴づけられる。このレアギンを産生し易い能力は遺伝的に決定されておりautosomal dominant geneによつて伝えられるといわれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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