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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻13号

1968年12月発行

特集 第67回日本皮膚科学会総会

シンポジウムⅡ 下腿の炎症性硬結

下腿の炎症性硬結に関する概論

著者: 水野信行1 北郷修1 西田尚史1 石橋康正1 高岩堯1 松橋直2 臼井美津子2 鈴木秀郎3 三上理一郎4

所属機関: 1東京大学医学部皮膚科教室 2東京大学医学部血清学教室 3東京大学医学部中央検査部 4東京大学医学部中尾内科

ページ範囲:P.1311 - P.1323

文献概要

I.はじめに
 いわゆる炎症性下腿結節症のentityの理解および診断には,(1)臨床および病理像,(2)成立機序,(3)原因,(4)経過および治療に分けて考えてゆくのが便利である。ここで注意すべきことは,同じ臨床あるいは病理像をとるものでも,その原因がちがうことがあることである。たとえば結節性紅斑の滲出性炎は連菌の感染でもおこり,あるいは結核感染,そのほかいろいろの原因でおこりうることである(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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