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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻13号

1968年12月発行

文献概要

特集 第67回日本皮膚科学会総会 シンポジウムⅡ 下腿の炎症性硬結

下腿の炎症性硬結における血管変化について

著者: 宮沢偵二1 笹井陽一郎2

所属機関: 1仙台逓信病院皮膚科 2東北大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1349 - P.1358

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I.はじめに
 結節性紅斑,硬結性紅斑を血管変化の立場に立つて,病理組織学的に再検討し,この検索資料を基礎にして,臨床的にこれら両者の中間型の鑑別を試みた。またこれら疾患にみられる如き血管炎を実験動物に再現し,この実験を通して,血管炎の発生,ひいてはこれら疾患の発症病理の解明を企てた。これらの研究,特に後者の実験的研究はいまだ極めて不十分であり,報告するに未だしの感があるが,今後の研究を進めて行く上の整理をかねて,敢えて発表する次第で,この点御寛恕ならびに御批判をいただければまことに幸いである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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