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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻2号

1968年02月発行

文献概要

原著

Acanthosis nigricans congenitalisの2例

著者: 南路子1 大原一枝1

所属機関: 1関西医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.145 - P.151

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I.はじめに
 Acanthosis nigricansは1890年,Pollitzer及びJanovskyが夫々独立に記載したのに始まる比較的稀れな疾患で,(1)好発部位にみられる乳頭様増殖,(2)色素増生,(3)臨床的に著しくなくても組織学的には必ず証明できる角質増殖を3主徴とする1)
 本症は悪性腫瘍との合併率が高いゆえに,皮膚科医のみならず他科の医師によつても注目される疾患の1つであるが,中に悪性腫瘍を合併しない良性の経過をとるもののある事が古くから注目されており,その原因,分類に就てはDarier以来屡々論議されてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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