icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻3号

1968年03月発行

文献概要

原著

Pityriasis lichenoides et varioliformis acuta(Mucha-Habermann)の1例

著者: 山内晢1 福士堯1 上原伸一1

所属機関: 1青森県立中央病院皮膚科

ページ範囲:P.259 - P.263

文献購入ページに移動
I.緒言
 本症はMoller u. Afzelinus(1903)がpara-psoriasis vom varicellentypとして記載したことに初まり,その後Mucha(1916)が壊死性座瘡様丘疹を有する急性型をparakeratosis variegataに似た1特異症例として報告,ついでHabermann(1925)も類似例を観察しこれをPityriasis lichenoides et varioliformis acutaと命名した1)
 本症の報告について,欧米に於てはCaccialanza u. Belloneによると1957年までに165例であり2),本邦に於ては僅かに10数例の報告があるのみで我国ではこの病名に接する機会が少ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?