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原著
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I.結言
現在皮膚萎縮症という分類に属するものには非常に多数の疾患が含まれている。しかしその分類はもつぱら臨床的ないし組織学的に行なわれているのが現状であり,その発生機序には不明な点が多く,又臨床的,組織学的に皮膚萎縮症と考えられてもこれらの分類中いずれに属せしめうるか迷う症例に遭遇することがまれではない。われわれは最近,父と息子にみられた先天性ならびに遺伝性と考えられる一種の皮膚萎縮症例を経験したので以下にその大要を報告する。
現在皮膚萎縮症という分類に属するものには非常に多数の疾患が含まれている。しかしその分類はもつぱら臨床的ないし組織学的に行なわれているのが現状であり,その発生機序には不明な点が多く,又臨床的,組織学的に皮膚萎縮症と考えられてもこれらの分類中いずれに属せしめうるか迷う症例に遭遇することがまれではない。われわれは最近,父と息子にみられた先天性ならびに遺伝性と考えられる一種の皮膚萎縮症例を経験したので以下にその大要を報告する。
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