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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻4号

1968年04月発行

文献概要

原著

Cutis marmorata teleangiectatica congenitaの1例

著者: 赤井昭1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.333 - P.336

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I.緒言
 Cutis marmorata teleangiectatica conge-nita (以下C.m.t.c.と略す)は1922年Lohuizen1)により稀有な先天性皮膚異常に対し初めて命名されたものである。
 以来症例を重ねるうち今日までに本症はその特異な臨床ならびに病理組織学的様相から疾患としての独立性が確認されている。本邦では1963年水野2)の報告が最初と思われる。すなわち彼は初め先天性陥凹性網状紅斑として報告したが,後にその病像が本症に全く一致することから先駆者にならつて診断名をC.m.t.c.と訂正した。以後今日までに本邦における本症の症例報告は数える程しかなく3)−8),原著としての報告は横関,北川7)および浅越8)の2論文をみるにすぎない。そしてまた浅越の記載によれば内外の症例をあわせても30例を数えるにすぎない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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