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文献概要
原著
網状肢端色素沈着症(北村)症例追加
著者: 田久保浩1 花岡宏和1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.561 - P.566
文献購入ページに移動I.はじめに
本症は昭和18年北村・赤松1)が,「一種の対側性肢端色素異常症」なる病名で,18才男子の症例を報告したのが最初で,その後昭和28年2)その特異な臨床像および組織像よりAcropigmentatio reticularis kitamura (網状肢端色素沈着症・北村)なる名称が提唱され,今日迄既に多数の症例の集績をみている。我々は最近3代28名中,9名の本症をみる家系で,2代3名の本症を経験したので報告する。
本症は昭和18年北村・赤松1)が,「一種の対側性肢端色素異常症」なる病名で,18才男子の症例を報告したのが最初で,その後昭和28年2)その特異な臨床像および組織像よりAcropigmentatio reticularis kitamura (網状肢端色素沈着症・北村)なる名称が提唱され,今日迄既に多数の症例の集績をみている。我々は最近3代28名中,9名の本症をみる家系で,2代3名の本症を経験したので報告する。
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