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原著
皮下コレステロール性肉芽腫について
著者: 東順子1 須貝哲郎1 斎藤忠夫1
所属機関: 1大阪市立大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.677 - P.680
文献購入ページに移動最近著者らはきわめて特異な組織像を示す一種の脂肪肉芽腫を経験した。組織学的に肉芽腫の大部分はエステル型コレステロールの結晶によつて占められ,これは1942年にUrbachが報告した皮下コレステロール性肉芽腫(Granuloma choles-terinicum subcutaneum)1)に一致するものと思われる。以下にこの興味ある症例を報告すると共に本症の成因および独立性について検討を加えたい。
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