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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科22巻7号

1968年06月発行

文献概要

薬剤

オイリッチクリームの皮膚科領域における使用経験

著者: 手塚正1 入交敏勝1 山口淳子1 大川原修介1

所属機関: 1東京医科歯科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.711 - P.717

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I.はじめに
 副腎皮質ホルモン含有軟膏の出現によつて皮膚科領域の軟膏療法はその様相が一変してしまつたといつてもいいすぎではないと思われる。しかしながら,副腎皮質ホルモンは優れた抗炎症作用を持つ反面,重大な副作用を有し,かつ高価であることのためにその抗炎症作用をそこなわずに出来るだけその濃度を低めるように努力されている。今回,日立化学よりコルチコイド作用を有するグリチールレチン酸とデキサメサゾンを含有せる軟膏(オイリッチクリーム)の提供を受け,数種類の皮膚疾患に対してその効果を検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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