文献詳細
原著
文献概要
I.はじめに
いわゆる皮膚混合腫瘍は,主として管腔腺様構造を示す上皮性腫瘍組織と粘液腫様あるいはまた軟骨様基質を含む豊富な間質からなる一種の汗腺腫瘍である17)。
本邦では,比較的稀な腫瘍であるが,当教室よりすでに2例が報告され17),その際本邦13例が集計された。その後,三木,久保8)15),猪股14)また服部13)より,6例の症例追加があり,現在本邦例は19例に達する。最近我々は,再び本腫瘍の2例を経験したので,ここに追加報告したい。
いわゆる皮膚混合腫瘍は,主として管腔腺様構造を示す上皮性腫瘍組織と粘液腫様あるいはまた軟骨様基質を含む豊富な間質からなる一種の汗腺腫瘍である17)。
本邦では,比較的稀な腫瘍であるが,当教室よりすでに2例が報告され17),その際本邦13例が集計された。その後,三木,久保8)15),猪股14)また服部13)より,6例の症例追加があり,現在本邦例は19例に達する。最近我々は,再び本腫瘍の2例を経験したので,ここに追加報告したい。
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