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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科23巻11号

1969年11月発行

原著

グラビッツ腫瘍の皮膚転移例

著者: 野村房江1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1161 - P.1166

文献概要

はじめに
 グラビッツ腫瘍において転移を見ることは数多く,その経路は,血行性,淋巴行性および腎被膜・腎盂・尿管・下大静脈に直接浸潤する型が知られている。しかし皮膚に転移することは比較的稀とされている。最近著者はグラビッツ腫瘍の皮膚転移を示した1例を経験したのでここに報告し,本邦における昭和35年から昭和43年までの9年間の文献上に見られる本症の転移巣などにつき若干の統計的観察を行なつたので述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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