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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科23巻11号

1969年11月発行

原著

膿瘍性穿掘性頭部毛嚢周囲炎の1例

著者: 山田統正1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科教室

ページ範囲:P.1167 - P.1171

文献概要

はじめに
 現在一般に使用されているPerifolliculitis ca-pitis abscedens et suffodiensなる語は1907年Erich Hoffmannおよび1913年Reuteが提唱したものであるが,本邦では太田1)はsuffodie-nsという言葉に対し潜蝕性なる訳語を採り,皆見2)は穿掘性と訳し,現在膿瘍性穿掘性頭部毛嚢周囲炎として諸家が用いている。
 当疾患は慢性難治性膿皮症で,従来より外科的,理学的および保存的に種々の治療法が試みられ,容易に治療効果が上らなかつたが,われわれは保存的療法すなわち抗生物質,副腎皮質ホルモン併用投与を主体とし,これに一部電気焼灼術を加え比較的短期間に軽快せしめたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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