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薬剤
皮膚疾患に対するLT−86(Drenison Tape)の使用経験
著者: 高木章好1
所属機関: 1北海道大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.1305 - P.1309
文献購入ページに移動はじめに
副腎皮質ホルモン含有軟膏(以後ステロイド軟膏)の外用は,湿疹皮膚炎群,各種炎症性角化症などに広く応用され,塗擦のみでもかなりの効果をあげている。しかしながら,強度の浸潤を伴なう症例においては,その治療に困難を感ずることが多く,この点から近年,プラスチックフィルムを用いた密封包帯法(以後ODT療法)が用いられるようになり,治療期間を短縮できるようになつた。
他方,ODT療法など各種皮膚疾患の処置後,熱傷および手術創などの創面を被覆する補助材料として布絆創膏をはじめ,紙絆創膏,通気性絆創膏,プラスチック性絆創膏など次々に改良され,接触皮膚炎などの不快な副作用の発現を防止する努力がなされているが,まだ充分とは云えない。
副腎皮質ホルモン含有軟膏(以後ステロイド軟膏)の外用は,湿疹皮膚炎群,各種炎症性角化症などに広く応用され,塗擦のみでもかなりの効果をあげている。しかしながら,強度の浸潤を伴なう症例においては,その治療に困難を感ずることが多く,この点から近年,プラスチックフィルムを用いた密封包帯法(以後ODT療法)が用いられるようになり,治療期間を短縮できるようになつた。
他方,ODT療法など各種皮膚疾患の処置後,熱傷および手術創などの創面を被覆する補助材料として布絆創膏をはじめ,紙絆創膏,通気性絆創膏,プラスチック性絆創膏など次々に改良され,接触皮膚炎などの不快な副作用の発現を防止する努力がなされているが,まだ充分とは云えない。
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