icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科23巻3号

1969年03月発行

文献概要

図譜・287

疣贅状表皮発育異常症

著者: 植村隆1 高田善雄2

所属機関: 1東京都立広尾病院皮膚科 2聖路加国際病院皮膚科

ページ範囲:P.246 - P.249

文献購入ページに移動
患者 30歳,男,会社員。家族歴両親は「いとこ」同志。同胞中3人に本疾患を認め,発病は3人共幼児期に顔面より発症したという。家族関係は第1表に示した。
現症 小豆大から拇指頭大の軽度の落屑を伴つた扁平な淡紅色の丘疹(若年性疣贅状)が全身に粗密種々に認められ頸部,胸部,背部,手背では融合している(第1図)。又顔面,腹部に黒色の老人性疣贅状の発疹が認められ,その1部は糜爛面を形成し治らない。この糜爛面を形成している発疹は放射線治療によく反応し,瘢痕をのこして消退する(第2図)。臨床検査で特記すべき所見はない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら