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原著
遺伝性出血性毛細血管拡張症(Osler病)の4例
著者: 西脇宗一1 山本達雄1 浜田明子1 野村益世2
所属機関: 1関東中央病院皮膚科 2関東中央病院内科部
ページ範囲:P.385 - P.397
文献購入ページに移動遺伝性出血性毛細血管拡張症はOsler病あるいはRender1)—Osler2)—Weber3)病とも呼ばれ,Triasとして,頻回にくり返す鼻出血,皮膚および粘膜の毛細血管拡張,遺伝的発生を主徴とする疾患である。本邦では現在まで21例,20家系が報告されている。本症はあとで述べる如く,内臓諸臓器にも病変がみられ,全身的な血管形成異常性疾患として甚だ興味がある。著者らは典型的な本症の一家系を経験したので報告する。
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