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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科23巻4号

1969年04月発行

文献概要

原著

Lichen plan post-auriqueの2例

著者: 植木宏明1

所属機関: 1岡山大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.407 - P.411

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I.はじめに
 2次的な,あるいは薬剤による扁平紅色苔癬様皮疹については以前から砒素剤によるものが多く知られているが1〜5),ときとして金剤によるもの6〜12),パラ・アミノ・サルチル酸13),テラマイシン14),ストレプトマイシン15),キニン16),キニジン17),プロカイン18),ハイドロ・クロロサイアザイド19)20),更にはカラーフィルム現像液の接触によるもの21)などが報告されている。
 ところで医療面への金剤の使用は,歯科領域を除いて,しばらく減少していたが,最近になつて,慢性関節リウマチなどで再びその効果的作用や,ステロイドホルモン剤に比べてその副作用の軽微なことから見直され,広く長期間にわたつて応用されるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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