文献詳細
原著
文献概要
最近における農薬の開発はめざましく,そのため農産物は飛躍的に増産をみるようになつた。しかしながら反面,農薬は多くの併害をもたらすようになり大きな社会問題となつてきている。皮膚科領域においても農薬による皮膚炎は今後増加するものと思おれ,したがつてこの方面の知識が皮膚科医にも要求されるようになつてきた。
最近,われわれは農薬の一種である除草剤の使用後,発熱,倦怠感などの全身症状とともに,四肢,顔,口唇,口腔粘膜などに紅斑,紫斑,血痂などを生じ入院20日後に不幸にして死亡した例を経験したので報告するとともに,改めて農薬使用にさいしての注意を喚起したいと考えるものである。
最近,われわれは農薬の一種である除草剤の使用後,発熱,倦怠感などの全身症状とともに,四肢,顔,口唇,口腔粘膜などに紅斑,紫斑,血痂などを生じ入院20日後に不幸にして死亡した例を経験したので報告するとともに,改めて農薬使用にさいしての注意を喚起したいと考えるものである。
掲載誌情報