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原著
螢光抗体法による白癬菌およびカンジダ混合感染の証明
著者: 斎藤信也1 三浦隆1
所属機関: 1東北大学医学部皮膚科教室
ページ範囲:P.971 - P.977
文献購入ページに移動 浅在性皮膚真菌症の原因菌としては,白癬菌およびカンジダがそのほとんどを占めている。この場合1種類の菌が皮膚角層に寄生するのが普通であるが,時に同一個体の異なる部位に,2種以上の白癬菌,さらには白癬菌とカンジダが重複して感染することがある。まれではあるが2種以上の菌が同一部位に混合して感染することも認められている。これまで混合感染の証明法としては,単に菌の分離培養によつていたにすぎず,これには避け得ない欠点を伴うものであった。
今回,白癬菌とカンジダとの混合感染を証明するにあたり,初めて螢光抗体法を応用してみた。その結果,本法により迅速かつ確実に両菌の混合感染を証明することができたので,ここに報告する。
今回,白癬菌とカンジダとの混合感染を証明するにあたり,初めて螢光抗体法を応用してみた。その結果,本法により迅速かつ確実に両菌の混合感染を証明することができたので,ここに報告する。
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