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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科24巻11号

1970年11月発行

文献概要

原著

Purpura hyperglobulinemicaの1例

著者: 中西綾子1 水野信行1 小栗隆2 松橋直3 臼井美津子3

所属機関: 1名古屋市立大学医学部皮膚科教室 2名古屋市立大学医学部第2内科教室 3東京大学医学部医科学研究所

ページ範囲:P.1059 - P.1066

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 1943年にWaldenström1,2)はhyperglobulin-emiaに伴う慢性で再発性の紫斑症を報告し,purpura hyperglobulinemicaとよんだ。その後本症については現在までアメリカ,ヨーロッパで数多くの症例が報告されている。本邦では1959年三好3)の発表以来現在まで22例に過ぎない4)
 著者らは臨床的に両下腿のlivedo reticularisと紫斑とを主訴とし,高グロブリン血症を伴う1例を経験した。この例はmacroglobulinの増加がなく,臨床検査で骨髄腫の所見を欠如していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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