文献詳細
原著
文献概要
はじめに
皮膚由来のブドウ球菌(以下ブ菌と略す)は,病原菌としてのみならず常在菌としての性質についてもすでに多くの実験的研究が報告されている。
ブ菌の病原性に関してはコアグラーゼ産生能,マンニット分解能の有無によつてそれら酵素産生の多いものを病原性ブ菌と定めているが,非病原菌といわれる表皮ブ菌がしばしば病巣より分離されることが臨床的にもみられ,この分類にも問題がもたれてきている。
皮膚由来のブドウ球菌(以下ブ菌と略す)は,病原菌としてのみならず常在菌としての性質についてもすでに多くの実験的研究が報告されている。
ブ菌の病原性に関してはコアグラーゼ産生能,マンニット分解能の有無によつてそれら酵素産生の多いものを病原性ブ菌と定めているが,非病原菌といわれる表皮ブ菌がしばしば病巣より分離されることが臨床的にもみられ,この分類にも問題がもたれてきている。
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