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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科24巻8号

1970年08月発行

文献概要

〈原著論文抄録〉

Porphyria cutanea tarda symptomatica—自験例とその成因とくにporphyrin代謝について,他

著者: 大久保達也1 佐野栄春1

所属機関: 1神戸大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.803 - P.803

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 1)顔面および頸項部にpseudosclerodermie様変化をきたした38歳男子において,排泄ポルフィリン体およびその前駆物質の生化学的検索(尿中:UP 6.2mg/day,CP 2.98mg/day,ALA 1.41mg/day,PBG(−)。屎中:CP(⧺),PP(trace)),慢性肝機能障害ならびに生活歴(大酒家で遺伝のないこと)からporphyria cutanea tarda symptomaticaと診断した1例につき,その大要を報告した。
 2)上眼瞼,頸項部の集簇せる帯黄白色丘疹,胸背部の魚鱗癬様変化,声帯の黄変,頭蓋内,海馬回における沈着像レ線陰影などの所見は,lipoid proteinosisの臨床像ときわめて酷似していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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