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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻1号

1971年01月発行

原著

悪性黒色腫の1例—螢光法(Falck & Hillarp)による観察所見を中心として

著者: 森嶋隆文1 石川幸重1 遠藤幹夫1

所属機関: 1日本大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.51 - P.57

文献概要

 1962年,FalckおよびHillarpら1,2)は組織を凍結乾燥し,これをformaldehyde gasにて処理することにより,全ての組織におけるCatecholamines(CAと略記)および5-Hydroxytryptamine(Serotonin)(5-HTと略記)の局在を細胞ないし細胞下レベルで形態学的に追求可能とした。さらに,Corrodi & Jonsson3)によつて,その化学反応が明らかにされ,またThieme4)は螢光顕微分光法により,該螢光がauthentic NAと完全に一致することを証明するに至り,本法の特異性に関する信頼度が一躍増大した。
 かかる螢光法を用いての皮膚モノアミン作動神経の研究はFalckら5),Moller6)および森嶋7)により,またメラノサイト,母斑細胞ならびに悪性黒色腫細胞の観察はFalckら8,9),橋本ら10,11)および森嶋,遠藤21)によりなされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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