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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻11号

1971年11月発行

文献概要

〈原著論文抄録〉

皮膚刺激反応に影響する諸因子,他

著者: 石原勝12 吉井田美子2

所属機関: 1東邦大学医学部皮膚科教室 2東京逓信病院皮膚科

ページ範囲:P.1109 - P.1109

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 皮膚刺激反応は臨床上,職業性皮膚疾患,主婦湿疹,外用による接触皮膚炎,パッチテストなどで問題になり,弱刺激物質の場合は連用による蓄積効果について検討する必要がある。刺激反応は物質や皮膚の諸性状,接触条件などの諸要因により左右される可能性があり,本論文ではこれまでの代表的な報告例を総括した。さらに著者が2年間にわたり施行した非イオン活性剤,プロピレングリコール,柑橘系香料,エタノールのクロースト・パッチテストの成績を整理し,年齢,性,湿疹・非湿疹,室温,湿度,貼付部位などの背景の解析を行なつた結果,活性剤やプロピリングリコールは,低湿時に,香料は高温・高湿時に,またプロピレングリコールは湿疹患者に刺激反応を生じやすいことなどを認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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