文献詳細
原著
AMYLOIDOSIS CUTIS NODULARIS ATROPHICANS(GOTTRON)
著者: 中村絹代12
所属機関: 1岩井総合病院 2慶応義塾大学皮膚科教室
ページ範囲:P.1147 - P.1155
文献概要
1950年Gottron4)が初めてAmyloidosis cutis nodularis atrophicans diabeticaと標題して,彼の第1例5)およびKenedy6)の症例を考察した結果,皮膚アミロイド症として新らしいclinical entityを持つ疾患と考えた。臨床的にはおもに下肢に多数発生せる無自覚性の結節であるが,その表面皮膚が萎縮性であり,色調は赤褐色調,やや透明感があり,組織学的に真皮内より皮下組織にかけてアミロイド塊を証明しうることがおもなる特徴である。
掲載誌情報