icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻12号

1971年12月発行

原著

造影剤皮内試験後に生じる皮膚炎について

著者: 渡辺進1 渡辺悟1

所属機関: 1倉敷中央病院皮膚科

ページ範囲:P.1189 - P.1194

文献概要

 子宮卵管造影剤にはLipiodol-UF,あるいはPopiodolなどの製剤があるが,いずれもヨード剤であるためヨード過敏症の有無を検査して使用する場合がある。われわれは最近,婦人科において不妊症,子宮筋腫等の診断のための子宮卵管造影に先だちヨード過敏症の有無を知るために皮内反応を行ない,10〜34日して注射部位に発赤,腫脹,水疱形成をきたし,かゆみ,痛みを訴えて当科を受診した例を16例経験した。われわれは造影剤のいかなる成分がかかるSpontaneous flareup現象を起こしてくるのかに興味を持ち検討したので,その詳細をここに報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら