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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻12号

1971年12月発行

皮膚科学の流れ 人と業績・19

Louis Duhring

著者: 高橋吉定

ページ範囲:P.1200 - P.1203

文献概要

 Hebraの業績は,土肥先生の言葉を借りると,"永く天下後世の準縄となり,由つて以て現代皮膚科学の新紀元を劃した"。ヘブラと同時代の皮膚科学者は,わずかな数を除いては,それまでの伝統に固く縛られて,独創的な研究はほとんど行なえなかつた。しかしヘブラの次の世代は彼の高邁な識見と絶倫な精力の影響を受けて,皮膚科学界は様相を一変したのである。その時期は19世紀の後半に当たる。土肥先生のヘラブ以後の皮膚科学界に対する寸評はこうである1)
 "是より以後(注:ヘブラ以後のこと)我皮膚科学は他の医学諸科と鑣を並べて日進月歩し,名家雲の如く勃興せり。"

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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