文献詳細
特集 小児の皮膚疾患
文献概要
脂漏性湿疹Eczema seborrhoicumは1887年Unnaにより尋常性湿疹Eczema vulgareとは異る疾患として記載されたものであり,以来,その名称,帰属,病因,病型などに関して諸説が輩出し,未だ一定の帰結が得られたとはいい難い。
従つて,成因の明らかにされないうちはMor-bus Unnaの名称を妥当とする考え(Gans)や,脂漏必ずしもHyperseborrhoeでなく,むしろ質的異常である点からdysseborrhoische Der-matitsの名称の提唱などが行なわれている1)。
従つて,成因の明らかにされないうちはMor-bus Unnaの名称を妥当とする考え(Gans)や,脂漏必ずしもHyperseborrhoeでなく,むしろ質的異常である点からdysseborrhoische Der-matitsの名称の提唱などが行なわれている1)。
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