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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻13号

1971年12月発行

文献概要

特集 小児の皮膚疾患

小児湿疹の疹型と乳児期栄養

著者: 山碕順1 五十嵐俊弥1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1309 - P.1313

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 近年,小児湿疹,特に乳児湿疹では湿潤・糜燗の目立つ症例をみることが少ないのに,乾燥性の皮疹を示すものをしばしばみるといういわばおおまかにいつて小児湿疹の疹型頻度に変動があるのではないかという疑問がもたれてきた。そして人工栄養児が近年増加していたことをその主因と想像する考え方もあつた。筆者らはこの因果関係,すなわち小児湿疹の疹型と乳児期の栄養との間に何らかの関連を認め得るデータが実際に得られるものかどうかを知りたいと思い,いささか調査した成績を約3年前に報告しておいた1)が,この機会にその後の調査をも追加し,皮膚科からみた一つの成績として以下記載してみようと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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