文献詳細
文献概要
特集 小児の皮膚疾患
小児の真菌性皮膚疾患
著者: 渡辺昌平1
所属機関: 1天理病院皮膚科
ページ範囲:P.1335 - P.1343
文献購入ページに移動 小児の真菌性皮膚疾患といえば,戦前では頭部白癬がその代名詞となるほど広く一般的に蔓延していたが,戦後の昭和30年頃から急速に減少し,最近では全く稀な疾患となつてしまつた。
一方,他の白癬,とくに小児の汗疱状白癬が近年増加を示しており,かつその罹患年齢も年々低下している印象を受ける。また,従来では乳幼児には余り見られなかつた爪白癬も少なからず散見するようになつて来ている。これは最近の生活文化の著しい変化が大きな影響を及ぼしているものと考えられる。
一方,他の白癬,とくに小児の汗疱状白癬が近年増加を示しており,かつその罹患年齢も年々低下している印象を受ける。また,従来では乳幼児には余り見られなかつた爪白癬も少なからず散見するようになつて来ている。これは最近の生活文化の著しい変化が大きな影響を及ぼしているものと考えられる。
掲載誌情報