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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻13号

1971年12月発行

文献概要

特集 小児の皮膚疾患 私は小児湿疹をこの様に治療している 皮膚科

小児の湿疹の治療

著者: 山本一哉1

所属機関: 1国立小児病院皮膚科

ページ範囲:P.1414 - P.1415

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 小児湿疹の主体をなしているものは,アトピー性皮膚炎と考えられる。そして,このアトピー性皮膚炎の各時期の中でも,小児皮膚科学の臨床上,その発生頻度などからみて最も問題となるのは,本症の乳児期であろう。私共の外来でも患者の約40%強は2歳以下の年齢層で占められており,しかも,その大半は湿疹・皮膚炎群に属する症例である。したがつて,ここでは対象をアトピー性皮膚炎(乳児期)として,現在これに行なつている治療の内容を具体的に述べることにする。本症の治療には,その難治性などからみても単に薬剤の使用を試みるということだけではなくて,患者の家族との相互理解の基盤に立つた診療ということが必要である。それ故,まず治療に際しての私共の考え方を明らかにしておきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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