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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻2号

1971年02月発行

文献概要

原著

塩酸ベンジダミンによるContact and Photocontact dermatitis

著者: 池村郁男1

所属機関: 1東京逓信病院皮膚科

ページ範囲:P.121 - P.129

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 アレルギー性接触皮膚炎の範疇に属する中に特異な一病型として,単純接触によつても皮膚炎を生ずるが,日光照射が加わると一層その症状が増強するものがある。Epstein,S.(1957)1)はph-enothiazine誘導体について以上の特異性(do-uble sensitivity)があることを証明し,これをcontact and photocontact dermatitisと命名した。最近非ステロイド性消炎剤として広く用いられているbenzydamine hydrochlorideによる日光皮膚炎が注目されつつあるが2,3,4),著者もその一例を経験し,同皮膚炎がphenothiazine誘導体におけると同様のメカニズムで発症する日光皮膚炎であることを証明し得たので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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