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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻2号

1971年02月発行

原著

Hidroacanthoma simplex

著者: 北村啓次郎1 中村絹代1 長島正治1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.153 - P.157

文献概要

 1956年,Smith&Coburn1)は,従来intra-epidermal basal cell epithelioma (Jadassohn)といわれてきた表皮内腫瘍のなかにsudorifero-us natureの腫瘍が含まれているこを指摘した。すなわち表皮内に多中心性限局性にみとめられ,形態的に単一な小型の基底細胞類似の細胞よりなる腫瘍塊をsweat germの形成と老え,かかる腫瘍に対してhidroacanthoma simplexという名称を提示した。
 最近,著者らはほぼ定型的と思われるhidro-acanthoma simplexの1例を経験したので,その詳細を報告するとともに,表皮内汗管由来の腫瘍とくにeccrine poroepitheliomaとの関係につき若干の考察を行ないたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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