文献詳細
原著
文献概要
1956年,Smith&Coburn1)は,従来intra-epidermal basal cell epithelioma (Jadassohn)といわれてきた表皮内腫瘍のなかにsudorifero-us natureの腫瘍が含まれているこを指摘した。すなわち表皮内に多中心性限局性にみとめられ,形態的に単一な小型の基底細胞類似の細胞よりなる腫瘍塊をsweat germの形成と老え,かかる腫瘍に対してhidroacanthoma simplexという名称を提示した。
最近,著者らはほぼ定型的と思われるhidro-acanthoma simplexの1例を経験したので,その詳細を報告するとともに,表皮内汗管由来の腫瘍とくにeccrine poroepitheliomaとの関係につき若干の考察を行ないたい。
最近,著者らはほぼ定型的と思われるhidro-acanthoma simplexの1例を経験したので,その詳細を報告するとともに,表皮内汗管由来の腫瘍とくにeccrine poroepitheliomaとの関係につき若干の考察を行ないたい。
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