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原著
水痘・帯状疱疹の抗体価と免疫グロブリン
著者: 熊坂鉄郎1 宮沢偵二1 樋渡久雄2 沼崎義夫3 安藤弘一3 茂田士郎4
所属機関: 1仙台逓信病院皮膚科 2仙台逓信病院検査室 3国立仙台病院ウイルスセンター 4東北大病院中央検査部
ページ範囲:P.239 - P.244
文献購入ページに移動cytomegalo virusの場合は,風疹ウイルスと同様に胎児の奇型の一因をなすものであり,その感染型式は従来知られているherpes virusによる感染とまつたく異なり,妊娠後期になつて,母体より胎児へと垂直感染を起こすことが知られている3)。またEB virusが原因とされているアフリカン・バキットリンパ腫は,悪性腫瘍であるにもかかわらず,自然あるいは治療による退縮のしばしばみられる特異な疾患4)である。このような新らしいherpes virus感染症における個体の免疫反応については,従来知られているherpes virus感染症と比較して興味あるところであるが,今日までその詳細はまつたく明らかでない。
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