文献詳細
シンポジウム アレルギー性接触皮膚炎における抗原形成
文献概要
谷奥先生はきわめて進歩的に,光線過敏で自己免疫ができるとお考えですが,私自身はおそらくそこにまだ薬が残つているだろうと考えます。
一般的にいえば血液型物質なんかは30数年リンパ節内に残つていたという記録があります。東大の松橋教授によればγ-グロブリンをウサギにうつとそれがリンパ腺に少なくとも4年間は残存していたといわれます。そこで殺したからストップしたのでもつと放置しておけば長くなるわけです。異物は意外に体の中に残つている可能性があるということを,考えるべぎだと思います。後でもう一度谷奥先生にどうして変性した蛋白ができるか,一度感作されると,どうして変性した蛋白が簡単にできるようになるのか,ご説明願いたいと思います。
一般的にいえば血液型物質なんかは30数年リンパ節内に残つていたという記録があります。東大の松橋教授によればγ-グロブリンをウサギにうつとそれがリンパ腺に少なくとも4年間は残存していたといわれます。そこで殺したからストップしたのでもつと放置しておけば長くなるわけです。異物は意外に体の中に残つている可能性があるということを,考えるべぎだと思います。後でもう一度谷奥先生にどうして変性した蛋白ができるか,一度感作されると,どうして変性した蛋白が簡単にできるようになるのか,ご説明願いたいと思います。
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