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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻4号

1971年04月発行

文献概要

原著

カンジダ肉芽腫(Hauser-Rothman型)

著者: 西本勝太郎1 阿南貞雄1 広渡徳治1

所属機関: 1長崎大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.341 - P.346

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 皮膚カンジダ症は,その臨床症状より種々の病型に分類されているが,そのなかには,単なる病変部位の解剖学的な差異による病状の差を表わすものから,その根底に,個体の真菌に対する抵抗力の減弱を想像させる特異な病像までを含んでいる。このなかで,1950年HauserおよびRothman1)により,自験例および文献上の14例を集めて報告されたカンジダ肉芽腫(monilialgranuloma)は,後者の代表的なものと考えられる。
 今回われわれは,このカンジダ肉芽腫に一致する症例について若干の検索を行なつたのを機会に,本邦例を含めて考察を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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