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原著
文献概要
皮膚カンジダ症は,その臨床症状より種々の病型に分類されているが,そのなかには,単なる病変部位の解剖学的な差異による病状の差を表わすものから,その根底に,個体の真菌に対する抵抗力の減弱を想像させる特異な病像までを含んでいる。このなかで,1950年HauserおよびRothman1)により,自験例および文献上の14例を集めて報告されたカンジダ肉芽腫(monilialgranuloma)は,後者の代表的なものと考えられる。
今回われわれは,このカンジダ肉芽腫に一致する症例について若干の検索を行なつたのを機会に,本邦例を含めて考察を行なつた。
今回われわれは,このカンジダ肉芽腫に一致する症例について若干の検索を行なつたのを機会に,本邦例を含めて考察を行なつた。
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