文献詳細
文献概要
シンポジウム アレルギー性接触皮膚炎における抗原形成(2)
Haptenと表皮SH
著者: 小倉良平1
所属機関: 1久留米大学
ページ範囲:P.363 - P.367
文献購入ページに移動 きようはハプテンが結合する蛋白,その中でも私が少し関係しておりますシステインのSH基がハプテンと結合し得るかという問題に限つてお話をしてみたいと思います。
ハプテンと蛋白とが結合するといつても,蛋白の適当な場所に隙間があつて,そこにハプテンが自由勝手に入り込むというものではありません。たとえばアミノ酸のCOOHとNH2基とが結合してpeptide結合ができ上るように,ちやんとした結合が起きないといけないわけです。そうしますとやはり蛋白を構成しているアミノ酸の側鎖つまり遊離したCOOH,NH2とかOH,SH,CH3基とかが関係を有してきます。本日はその中でもSH基についてのみ話したいと思います。
ハプテンと蛋白とが結合するといつても,蛋白の適当な場所に隙間があつて,そこにハプテンが自由勝手に入り込むというものではありません。たとえばアミノ酸のCOOHとNH2基とが結合してpeptide結合ができ上るように,ちやんとした結合が起きないといけないわけです。そうしますとやはり蛋白を構成しているアミノ酸の側鎖つまり遊離したCOOH,NH2とかOH,SH,CH3基とかが関係を有してきます。本日はその中でもSH基についてのみ話したいと思います。
掲載誌情報