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文献概要
皮膚科学の流れ 人と業績・14
Ernest Bazin Thomas Addison
著者: 高橋吉定
所属機関:
ページ範囲:P.602 - P.605
文献購入ページに移動Antoine Pierre Ernest Ba-zin
バザンは1807年2月20日に中産階級の大家族の1員としてパリの近傍で生まれた。その少年期の学業ならびに医学の勉学はともにすばらしいものであつた。彼の早いころの医学的興味は皮膚科学ではなかつたが,それでもBiettの臨床講義やAli-bertの晩年の講義には,もつとも熱心に出席した。彼が1834年に提出した学位論文の題は"発熱を必須とする疾患における肺の病変に関する研究"というのであつた。
10年あまり一般診療に従事したのち、バザンはサン・ルイ病院にはいつた。ここで彼は独特の旺盛な精力で数年間勉学を続けたのち,Hardy,Devergie, Cazenave, Gibertといつた優れた皮膚科学者の提携者となることができた。
バザンは1807年2月20日に中産階級の大家族の1員としてパリの近傍で生まれた。その少年期の学業ならびに医学の勉学はともにすばらしいものであつた。彼の早いころの医学的興味は皮膚科学ではなかつたが,それでもBiettの臨床講義やAli-bertの晩年の講義には,もつとも熱心に出席した。彼が1834年に提出した学位論文の題は"発熱を必須とする疾患における肺の病変に関する研究"というのであつた。
10年あまり一般診療に従事したのち、バザンはサン・ルイ病院にはいつた。ここで彼は独特の旺盛な精力で数年間勉学を続けたのち,Hardy,Devergie, Cazenave, Gibertといつた優れた皮膚科学者の提携者となることができた。
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