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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻7号

1971年07月発行

〈原著論文抄録〉

Pasini型先天性表皮水疱症の2例,他

著者: 片倉仁志1 斎藤胤曠2 丸山光雄1

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科教室 2神奈川県立こども医療センター皮膚科

ページ範囲:P.737 - P.737

文献概要

 第1例,19歳男子。家系内に血族結婚はないが,兄および父方叔父たちに同様水疱症あり。生後数カ月より主として四肢に繰り返して水疱形成。趾指爪は次第に萎縮状となり,15歳ごろより,腹部上肢の白色丘疹様皮疹に気づいた。
 第2例,8歳7カ月の男児。母方祖父母がいとこ同士,家系に同症を見ない。生後半年ごろより,はじめ指趾に,続いて肘・膝,手・足背に繰り返して水疱形成,痂皮となる。6歳ごろより趾爪の萎縮が著明となり,両肩部上背部の点状白斑に気づいた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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