文献詳細
原著
文献概要
比較的まれな疾患とされているErythema el-evatum diutinum (以下EEDと略記)も,近年相次いで報告に接するようになり,本邦でも百瀬1)の初報告例以後今日までにおよそ30例をかぞえる。本症はその臨床像とともに,難治であることが特徴とされ,病因追求と相いまつて多種多様の治療が試みられているが,最近DDS (diamino-diphenyl-sulfone)の著効例が発表され2,3,4,5),その作用機序より病因に関する考察もなさている。
最近われわれは,水疱形成著明で,種々の治療に抵抗したが,DDSにより劇的効果をおさめた本症の1例を経験したので報告する。
最近われわれは,水疱形成著明で,種々の治療に抵抗したが,DDSにより劇的効果をおさめた本症の1例を経験したので報告する。
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