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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科25巻9号

1971年09月発行

文献概要

原著

軟レ線照射およびブレオマイシン局注の奏功したKeratoakanthomの1例

著者: 上野賢一1 小野莞爾2 新村真人2

所属機関: 1東京医科大学皮膚科教室 2東京大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.897 - P.902

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 ケラトアカントーム(以下KAと略す)は,自然退縮の可能性はあるとはいえ,Baer & Kopf(1962)1)も述べているごとく,何らかの治療を行なつた方が望ましい。われわれは,さきに軟レ線2,3,4)およびブレオマイシン軟膏4)で加療し,優れた効果をみたことを報告したが,今回55歳男子の鼻翼部に生じた本症に軟レ線照射およびブレオマイシン局注療法を行ない,これまた満足すべき結果をみたので,ここに簡単に追加報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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